sutomajo's blog

可愛い女の子のブログです

美少女になる

「来世は線の細い美少女に生まれて青春を百合えっちに捧げたい」と豪語する男性の百合おたくがいたとして、あなたはどう思いますか。「そんなの個人の自由だ」というのはとりあえずナシで。

色んな答えがあると思います。例えば、「百合とはただ眺めるべきものであるのだから男が百合に介入するなんて言語道断、たとえ転生という形を取ったとしても現状には男である貴様にはただそれを来世への期待として望むことさえ許される態度ではない」という風に、百合を読むにあたってのファン倫理みたいなものを根拠に批判していくタイプのものがまず説得力を持つと思いますし、あるいは、同じことを言うのでも「外から眺めていられるだけでお腹いっぱい、自分がそこに入っていくなんて想像したことも無かった、今それ聞いても興味湧かないし、ていうかそういうこと考えるってことはあんまり百合を分かってないんだと思う」というようなタイプも十分ありうると思います。

あるいは、「自分が美少女になる」という妄想自体にそもそも拒否反応がでる人もいるでしょう。じっさい、それは少なくとも「二次元の世界に逃げ込む」と呼ばれるような作業からは余りにもかけ離れています。可愛い美少女が自分の前に突然現れて「迫ってくる」ことに慣れた人でも、その自分の方を可愛い美少女の次元まで高めていく作業には慣れていないはず(たぶん)。

そしてもう一つ、「美少女になるという妄想自体はよくするけど、それを来世(?)みたいなからくりで現実に適用しようとは思わない、『~になりたい』っていうのがちょっと違うと思う、妄想と現実をごっちゃにしてるのでは…あっ今のもしかしてネタにマジレスというやつだった?、いやでも君ネタで言ってるんじゃないんでしょ」というようなものもあるでしょうか。

逆に彼に好意的な意見を考えてみた時に、「そりゃできることなら俺だって美少女になりたいさ、でも~だからダメなんだよね」というようなタイプはちょっと無いのかな、思います。だって、たかが妄想を「したいけど、してない」なんて状況あると思いますか? してなくて、よく知らないはずなのに、そうしたいということに関しては何故か揺るぎない確信持ってる風な辺りが少し嘘っぽい、というか受け売りっぽいと感じます。

…こんなことを書いているのは、僕自身が最近この技(妄想の中で美少女になる技)を獲得したので、それを報告しようと思ったからです。人によっては、今更かよ、とか、むしろそれが当たり前だったんだが…というような反応もあるのではないでしょうか。僕自身そのような人の影響を受けて始めたところがあります。

例を出すとすれば、僕はストライクウィッチーズについての百合妄想を、初め第二段落のようなスタンスで楽しんでいました。エイラーニャ~みたいな感じです。すうぃーどぅえー♪みたいな感じでした。だったのですが、(別にエイラーニャを馬鹿にするんじゃありませんが)今ではそれより、例えば「もっさんの視線がシャーリーの乳に注がれてる感じ」を、「もっさんに同化しながら」楽しむ方が興奮するのです。「『シャーリーの乳に興奮するお前自身の投影をもっさんに見出しながら』の間違いじゃないのか」と揶揄されることを承知で言っているんです。そこでは、自分とは、すなわちもっさんであって、例えば右目に眼帯をしているし、スク水を着ているし、白い士官服を着て日本刀を下げているわけであって、そしてもっと踏み込んで言えば、例えばシャツをめくって自分の腹を見てみたときに、そこに見える物とはそれまでの自分の浅黒い毛の生えた腹ではなく、まさしく二次元の美少女の、黄金に輝くONAKAであるわけです。

これはお勧めです。第二段落のような立場の方は是非転向をお勧めします。第三段落のような方はその辺頑張ってください。第四段落は今の僕がもう少しこの技に習熟した場合を想像して書いた大体の立場です。ただ、こんなことを続けているうちにいつ第一段落のようなことを(本気で)言い始めるかわかりませんが…。

p.s.
もっシャリ凄く良いです。そして全然もっシャリ関係ないんですけど、「芳佳『昔の501は大変だったんですね』美緒『そんなことはない』」というスト魔女SSが凄く面白かったのでお暇があればタイトルごと検索して是非まとめサイトにあたってください。SS書ける人ほんとうに尊敬します